教育研究所
№982「文科省の通知」
平成31年3月29日,「小学校,中学校,高等学校及び特別支援学校等における児童生徒の学習評価及び指導要録の改善等について(通知)」が出た。
1「学習評価についての基本的な考え方」では,従来の学習評価の課題を踏まえて,「児童生徒の学習改善につながるものにしていくこと」「教師の指導改善につながるものにしていくこと」「これまで慣行として行われてきたことでも,必要性や妥当性が認められないものは見直していくこと」が求められた。
2「指導要録の主な改善点について」(省略)に続いて,3「学習評価の円滑な実施に向けた取り組みについて」では,(1)教師の働き方改革との関係,(2)学習評価を指導の改善に生かす,(3)観点別学習状況評価になじまない個人内評価,(7)指導要録と通知表との関わりなどについてが大きく改善された。
校内研修として,校務分掌や経験年数などを配慮して,全員で分担して,「何が」「どのように」変わって,「どうすればよいのか」をレポートして,学び合い,共有化していくことが大切である。
なお,その際,教育委員会からの「通知」や「資料」,文部科学省の「通知」の別紙1(小学校関係),別紙2(中学校関係),別紙3(高校・特別支援学校関係),別紙4(各教科・各学年等の評価の観点等及びその趣旨),中央教育審議会答申及び報告(平成31年1月12日),文部科学省通知(28文科初第604号平成28年7月29日)も合わせて,レポートの対象としたい。少し時間と労力はいるが,始めに十分理解しておくと,「苦あれば楽あり」となる。(H&M)
(2019年5月13日)