教育研究所
№987「面白いあれこれ」
私たちの生活の中には,いろいろな「面白い」が結構ある。最近のものをいくつか紹介するので笑い飛ばしてほしい。
【変換ミス】拙い文章を念のためにと見直していたら,「健康のために佐藤敏夫を余分に取らないように気を付けている」という文で,考え込んでしまった。そして,数十秒後に,「健康のために砂糖と塩を余分に取らないように気を付けている」だったのだと気づいた。バーゲンで購入したPCが「さとうとしお」を「佐藤敏夫」と誤変換したのだ。
【上品な女子アナ】最近ネコをテーマにした番組が増えてきたような気がする。ゲストのタレントに甘えていた猫が,撮影が一段落してその場を離れていった。その情景を伝えていた女子アナは,「さすがです。この猫は,状況をよくわかっていらっしゃるようです」と,敬語で表現した。敬語は知っていても,使い方は......。
【連休の高速道路の渋滞】10連休の高速道路で,35㎞くらいの渋滞しているということがTVで報じられていた。それを聞いていたタレントAは,「渋滞しているとわかっているのに,なぜ出かけるのか。その気がよくわからない。」とコメントした。それはそうなのだが,それでも出かけたくなる人,出かけなければならない人,この期間でなければ出かけられない人,などなど庶民の気持ちや事情を分かってほしいものである。
【負けた人にスポット】体操男子で,内村航平選手が予選敗退,白井健三選手が30人中30位で最下位で予選通過と報じられていた。実績のある選手の不振は確かに大きなニュースであるが,新しく良い成績をあげている若い選手のことをもっと報じてほしい。女流囲碁の世界でも似たような状況がある。仲邑菫初段(10歳)と大森らん初段(16歳)のプロ初の対戦成も,勝った大森棋士は話題にならず,敗れた仲邑棋士の事ばかり報じられていた。二人並んでインタビューを受けている場面でも,仲邑初段にばかり集中していて,そばに所在なく立ち尽くしている大森初段が気の毒に思えた。
【令和の時代】おかし屋へ行って,「きんれいカステラ3つください」と注文したら,「そんなのありませんよ!鈴カステラならありますけど」と,店員から冷ややかに言われてしまった。よく見たら「金令」ではなく「鈴」だった。新元号に惑わされてしまった呆け老人の失敗でした。(H&M)
(2019年5月20日)