教育研究所
No.556「5・6年生の英語科の新設」
中教審は2020年から小学校に新設予定の「英語科」について議論しています(平成28年3月14日作業部会,15日読売新聞)。
外国語とりわけ英語で話したり,書いたり,交流したり,調べたり,相談したり,議論したりなどは大切なことですから,英語科の新設はもちろん賛成です。
ところが,現行の「外国語活動(実質的には英語)」を週1時間です。英語科は週2時間の予定なので,その1時間をどのように生み出すかが話題になっています。
その対策として,報道によると「A:現行の標準授業時数28時間を1時間増やして29時間とする」,「B:本来休業日である土曜日を活用する」「C:夏休みなど長期休業日を活用する」「D:45分授業を60分授業にする」「E:朝の10~15分学習を活用する。」が上がっているそうです。
職員室の雑談の要約です。いろいろな対策を考えているのはよく分かります。が,学習指導要領で必修として示す教科の指導については,BCDEなどのような変化球を使わなくても,学校現場が正規の授業時数の中で対応できるように整えていただきたいという声が多かったです。(K・H)
(2016.4.7)