1 考え,議論する道徳授業を実現します。
1 思考を促す,考えを引き出す教材の構成
児童が自ら考え,議論したくなるような教材を選び,学習の流れがよくわかるようにしました。児童が考える際のヒントが盛り込まれているので,おのずと考えが生まれ,一時間の授業でしっかり学ぶことができます。
学習の視点
1内容項目のキーワード
- 教材は,内容項目でまとめて配列しています。
「ABCDの四つの視点のアイコン」「内容項目のキーワード」「学習する教材名」を掲載し,これから学ぶことが明確になるようにしています。 - 内容項目のキーワードは考えるときのヒントとなり,そのキーワードを意識して学習することで,見通しをもって考え,毎時間じっくりと教材に向き合い,自らの考えを深めることができます。
導入
2導入の問いかけ
- キャラクター「とりどり先生」の言葉をもとにして,これから取り組む授業の導入を図ることができます。
- 各教材の学習に適した問いかけを教材ごとに用意しています。
- ねらいとする道徳的価値への導入
〔経験の想起・価値に対する揺さぶり〕 - 教材内容への導入
〔教材内容に関する知識の確認〕など
- ねらいとする道徳的価値への導入
- 導入の問いかけによって児童の興味・関心や問題意識を高め,その後の教材を効果的に活用できます。
展開
3教材文
- 読み物教材は,一時間の授業が教材理解や登場人物の心情理解のみで終わらないように,適切な内容と分量にしています。
- 教材のイラストは,表情を細やかに表現するなどの配慮をし,教材の内容や登場人物の心情が理解しやすいように工夫しています。
展開
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終末
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終末
4学びの手引き
- 学びの手引きとして,発問例を掲載しています。
何をどのように考え,深めていくのかをわかりやすく示しました。 - 導入と合わせて活用することで,児童がじっくり考えて他者と意見を交換することができるので,毎時間の授業の学びが充実します。

とりどり先生
「それぞれの個性を大切にして伸ばし,それを互いに認め合いながら,色とりどりの明日へ向かっていっしょにはばたこう」という願いをこめたキャラクター「とりどり先生」が学びをナビゲートします。
2 学びやすく教えやすい学びの手引き
教材ごとに設けた学びの手引きは,児童が考え,議論しながら,道徳的価値についての学びを深められる発問で構成しました。
1考えよう
- 授業の「展開」段階で活用できる発問を2~3つ設けました。
- 登場人物の心情や行為の理由を問う発問(場面発問)
- 教材のテーマを追究する発問(テーマ発問)
- ねらいとする道徳的価値に深く関わる中心発問(☆の発問)は,「特に考えてほしいこと」とし,目立たせました。
その教材で取りあげている道徳的価値を意識して,授業を進めることができます。 - 児童キャラクターの発言は,児童の多様な考えを引き出すきっかけづくりに活用できるので,授業の活性化に役立ちます。
2深めよう
- 授業の「終末」段階で活用できる発問を設けました。
- 道徳的価値を実現するよさや難しさの確認
- 道徳的価値に対して考えたことのまとめ
やってみよう
- 「考えよう」の中に,適宜,「やってみよう」を設けました。
- 教材のある場面をそのまま演じる活動(動作化)
- 教材に登場する人物の役割を即興的に演じる活動(役割演技)
つなげよう
- 「考えよう」「深めよう」のあとに,適宜,「つなげよう」を設けました。
- 日常生活とつなげる発問(シミュレーションなど)
- 他教科や特別活動とつなげる発問(調べ学習など)
3 考えがより深まる多様な指導方法
教材には,自我関与して考えを深めるだけでなく,問題解決的な学習,道徳的行為に関する体験的な学習などの質の高い多様な指導方法を取り入れています。児童が自ら考え,対話をとおして考えを深められるように工夫しています。
問題解決的な学習
拡大導入
- 教材の前に学習の効果を高める拡大導入ページを適宜,設けました。
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- 児童の身近な生活の中で道徳的価値について考えさせる問題
- 道徳的価値が実現されていないことに起因する問題
学びの手引き
- 問題解決的な学習ができる学びの手引きを用意しています。
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- 教材内容に即した問題
- 道徳的な課題
道徳的行為に関する体験的な学習
モラルスキルトレーニング
- 道徳的価値に関わるスキルトレーニングをとおして,具体的な行動について考え,実際の行動と結びつけながら道徳的な価値を学ぶ教材です。
- 教材文の途中,もしくは教材文のあとに「やってみよう」を設けています。「やってみよう」内には活動指示とともにイラストを掲載しており,児童が考えやすく,取り組みやすい活動になるようにしました。
やってみよう
- 「学びの手引き」内には,適宜,「やってみよう」を用意しています。
- 「やってみよう」は,教材の一場面を演じたり,自分だったらどうするか考えて即興的に演じたりする体験的な学習活動です。

多様な指導方法を取り入れることで,問題意識をもつ・自分事として考える(主体的な学び),他者と話し合い交流して考える(対話的な学び),自己の生き方について考えを深める(深い学び)を実現することができます。










