特色1 主体的・対話的で深い学びの実現に活用できます
「見とおす」・「追究の過程をふり返る」などの学習場面を,いっそう充実させました。
また,「社会的な見方・考え方」を働かせた学習が促されるようにしました。
(1)学習の展開を示す「モデル図」を掲載
ねらい この図を手がかりにして,問題解決的な学習を,見とおしをもって進められます。
(2)「問い」から展開する流れを重視
ねらい 子どもの主体的な学びを促します。「社会的な見方・考え方」を働かせた学びが促される「問い」を例示しています。
単元をとおして追究していく「問い」(学習問題)。
ここでは「時期や時間の経過」の見方を働かせることを促します。
学習問題の解決に向けた各時間の中心的な「問い」。
各時間の「問い」がつながり,追究に一貫性が保たれます。
(3)「学習計画を立てる場面」をていねいに例示
ねらい 見とおしをもって進める学び方が身に付きます。
(4)追究をふり返る場面や視点を提示
ねらい 追究過程の意識化(メタ認知)が促され,学び方の改善に生かせます。
追究過程をふり返る際の視点を巻頭に掲載(全学年)。
巻頭で前の学年をふり返り,巻末で1年間をふり返る。
(5) 「社会的な見方・考え方」の視点や方法を例示したコーナーを特設
ねらい 社会科の学習ならではの視点や方法についての意識づけを図ることができます。
(6)「社会的な見方・考え方」を働かせた学習を促す資料とその提示の仕方
ねらい 子どもから「社会的な見方・考え方」の視点や方法が,自然なかたちで引き出されます。
(7)具体的で活用しやすい小単元を「まとめる」コーナー
ねらい 学習の再構成をとおした定着と,深い理解・思考が促されます。
1小単元の学習問題とキーワードを再掲。
学習の整理と追究結果の確認に役立ちます。
2小単元をまとめる学習の方法や進め方が具体的。
すぐに活用できます。
3多様に例示された対話的な学習。
深い思考・理解が促されます。
4追究の過程をふり返ることを示唆。
● キーワード
問題解決に活用すべき知識や概念は,学習の流れにそくして「キーワード」として明示しました。
5年・6年は本文中に太字で示しています。
必要に応じて解説も付ました。
● 学びのてびき
重視すべき学習技能を,系統性を考慮して配置し,その活用をとおして「社会的な見方・考え方」を働かせた学びが促されるようにしました。