Q&A クラスのなかの「気になる子ども」

Q&A クラスのなかの「気になる子ども」 「特別なニーズ」の理解と支援
- 渡辺徹編
- A5判 144頁
- 2007年3月 発行
- ISBN 978-4-316-80204-6
- 価格 (税込) 2,200円(本体 2,000円+税)
- 読者対象:小・中学校教師,幼稚園教師,保育士,保護者
商品内容
LD,ADHDなどの軽度発達障害をはじめ,場面緘黙,不登校,てんかん,筋ジストロフィー,アトピー性皮膚炎,糖尿病,心臓疾患など,様々な「特別なニーズ」をもつ子どもを通常の学級でどう理解し,支援したらよいか。
すべて具体的な「ケース」を想定してQ&A解説。
さらに,ついついやってしまいがちな「よくない対応の例」を,ケースごとに示す。
目次
はじめに――この本の活用の仕方
1章基礎知識編
【特殊教育と特別支援教育】 特殊教育と特別支援教育の違い/特別支援教育への転換の背景/特別支援学級・特別支援学校
【障害の原因・診断】 発達障害とは/発達障害における性差と遺伝/軽度発達障害の診断
【発達障害とその関連】 知的障害児と学業不振児/自閉症と広汎性発達障害
【LD・ADHD】 LDとADHD/LDの診断/ADHDの予後
【支援計画・指導計画】 さまざまな支援計画・指導計画の違い/個別の指導計画の必要性/個別の指導計画の内容/「ガイドライン」について
【不登校・虐待】 不登校と虐待の現状
【その他】 障害児の子育てで起こりがちな問題/「障害は個性」か/ 「同情ではなく共感が重要」/発達障害と犯罪/発達障害児の支援の原則
2章 ケースと支援編
【行 動】 ADHDの疑い(行動のコントロール)/気になる子ども(緩慢な行動)/発達障害の疑い(癇癪・自傷行為)/ADHD(暴言・暴力)/ADHD,広汎性発達障害(自己評価・自己有能感・自己イメージ)/ADHD(整理・整頓)/広汎性発達障害(学習・行動支援)/場面緘黙(基本対応)/場面緘黙(クラスがえ)/不登校(基本対応)/不登校(身体症状)/統合失調症(見立て・鑑別)/インシュリン依存型糖尿病(食事・ぼんやり)/てんかん(意識レベル低下・物をなくす)/先天性股関節脱臼(運動・成長)/筋ジストロフィー(運動・成長)/気管支喘息(落ちつきのなさ・身体的困難)/先天性心疾患(食事・ぼんやり)/視覚障害・聴覚障害の疑い(姿勢・身体的困難)
【学 習】 LD(読字困難)/LD(書字困難)/LD(計算・文章題困難)/獲得性脳損傷・高次脳機能障害(症状の理解と支援)/広汎性発達障害(活動への参加・個別指導補助)/ADHD・広汎性発達障害(学習支援)/ADHD・LD・知的障害(学習支援)/不登校(保健室登校)
【授業/活動】 広汎性発達障害の疑い(一人遊び)/話すことのできない子ども(言葉の遅れ)/広汎性発達障害(授業放棄・教室の飛び出し)/高機能自閉症(授業・活動の展開)/ADHD(授業参加)/てんかん(意識レベル低下・ぼんやり)/てんかん(意識レベル低下・活動の保障)/アトピー性皮膚炎(落ちつきのなさ・身体的困難)/糖尿病・食物アレルギー(活動・食事制限)
【学級生活/学級経営】 自閉症の疑い(幼児への障害の説明)/発達障害(学級崩壊)/発達障害(事件・事故への対応)/学校経営(特別支援教育コーディネーター)/場面緘黙(「話せた」ことをほめることの功罪)/ADHD(座席)/ADHD(ほかの子どもからのクレーム)/統合失調症(基本対応)/血友病・心臓疾患(運動・活動制限)/糖尿病(食事・クラスの子どもへの説明)/食物アレルギー・食事制限(食事・社会性)
【連携/協力】 高機能広汎性発達障害の疑い(保護者への対応)/気になる子ども(保護者・専門機関との連携)/獲得性脳損傷・高次脳機能障害(復学)/ADHD(医療との連携)/統合失調症(連携)/肥満傾向(食事・家族)
【その他】 虐待(身体疾患)/虐待(ケガ)/虐待(性的虐待)/糖尿病(食事・社会性)/血友病・心臓疾患(運動・状況把握)
索 引
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