#5 「保護者との面談」の後悔
香川大学教育学部准教授
【著者プロフィール】
東京都小学校、広島大学附属三原小学校等を経て現職。小・中学校の先生がたと社会科、総合的な学習の時間、生活科の授業づくりにともに取り組んでいる。
ホーム > LINE > ライブラリ > 共通記事 > 2023年~2024年 > 連載 KOKAI×KOKAI 神野先生の後悔を公開 > #5 「保護者との面談」の後悔
香川大学教育学部准教授
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
座る位置で変わる心理効果を「スティンザー効果」といいます。面談では、いくら保護者の話に耳を傾け共感しても、座る位置をまちがえると無意識に緊張感を与えてしまいます。 私は保護者との一対一の面談の際には「90度型」を、管理職や学年主任等も交えて面談する際には真横に座る「平行型」にします。保護者の対面には管理職に座ってもらい、管理職から子どもの問題点を伝えてもらいましょう。そのうえで、担任と保護者が同じ目線で困り具合を共有している、というスタンスで話をしてみてください。 また、初対面の保護者であれば右側に座りましょう。左側から声をかけることは避けたいものです。心臓がある左側から声をかけられると、人は無意識に防御や警戒をします。さらに、人数にも配慮が必要です。ご両親で来校されたら、学校側も2名。1名で来校されたら学校側は多くても2名でしょう。保護者とよい関係を構築し、解決すべき課題の「共育」を目ざしましょう。 |
【著者プロフィール】
東京都小学校、広島大学附属三原小学校等を経て現職。小・中学校の先生がたと社会科、総合的な学習の時間、生活科の授業づくりにともに取り組んでいる。