#10 調べ・まとめ・発表する「だけ」の後悔
香川大学教育学部准教授
【著者プロフィール】
東京都小学校、広島大学附属三原小学校等を経て現職。小・中学校の先生がたと社会科、総合的な学習の時間、生活科の授業づくりにともに取り組んでいる。
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香川大学教育学部准教授
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1人1台の学習端末が導入されたことで、「調べ・まとめ・発表する」授業が実施しやすくなりました。しかし、調べ・まとめ・発表する「だけ」ならば、個人でも家庭でも行うことが可能です。学校や教室は不要になってしまうでしょう。 また、これらはAIが得意としていることです。学校の授業では、調べて入手した情報の意味や目的や役割を考えたり、まとまりを意識して分類したりする学習を協働的に実施したいものです。一見すると楽しく、主体的に学んでいると思われる活動時にこそ、教師は「子どもたちは本当に考えているのだろうか」と立ち止まってみることが大切です。「考える」場面が設定されていない授業では、思考力を育成することは困難なのです。 |
【著者プロフィール】
東京都小学校、広島大学附属三原小学校等を経て現職。小・中学校の先生がたと社会科、総合的な学習の時間、生活科の授業づくりにともに取り組んでいる。