#7 掃除指導のコツ
香川大学教育学部准教授
【著者プロフィール】
東京都小学校、広島大学附属三原小学校等を経て現職。小・中学校の先生がたと社会科、総合的な学習の時間、生活科の授業づくりにともに取り組んでいる。
香川大学教育学部准教授
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外掃除や専科教室の掃除では、ダラダラと掃除するのではなく、終わったら教室に戻ってよいことにして、作業後は休憩時間にしました。 学年をまたいだ縦割り班で掃除を行う場合は、高学年は雑巾と机移動、中学年の3名はほうき担当、低学年は椅子を運ぶだけ、という分業制にしていました。ほうきが3名なのは、教室の右側・真ん中・左側と担当場所をくぎっているからです。高学年がほうきを担当してしまうと机の移動が進まず、全体の作業が遅れる原因になります。また、高学年には低学年に掃除の方法を教える役割も担ってもらいます。 また、教師が一緒に掃除をすると、机や椅子を移動させる際、左右で高さがそろっていなかったり、ガタガタしていたりする机や椅子に気づくことができます。子どもたちの学習環境を整えることは教師の大事な仕事ですので、こんな場合に備え、私は教室に六角レンチを常備していました。 私は、このような分担方法や仕組みで、速やかに掃除を終えるように工夫していました。 |
【著者プロフィール】
東京都小学校、広島大学附属三原小学校等を経て現職。小・中学校の先生がたと社会科、総合的な学習の時間、生活科の授業づくりにともに取り組んでいる。