#8 教室移動
香川大学教育学部准教授
【著者プロフィール】
東京都小学校、広島大学附属三原小学校等を経て現職。小・中学校の先生がたと社会科、総合的な学習の時間、生活科の授業づくりにともに取り組んでいる。
香川大学教育学部准教授
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教室間の移動時は休み時間なので、トイレに行く子どもたちもいます。移動してからトイレに行くと遅くなってしまうため、教室を出発する前に行かせるようにします。 移動の際に、担任は最前列か最後尾のどちらを歩くのがよいのでしょうか。学級の実態にもよると思いますが、私は最後尾を歩くようにしていました。校内なので道に迷うことはありません。担任は教室の電気が消えているか、椅子が机に入れられているか、などの最終確認をしてから、最後に教室を出るとよいでしょう。椅子を机に入れて移動することは、他の人に配慮することができるということなのです。 私は現在、香川大学で勤務をしています。県内には、讃岐うどんのお店がおよそ500軒あり、大半がセルフ形式のお店です。私もよく利用しますが、食べ終えた食器を返却する際には、椅子をテーブルの下に入れ、使用したテーブルの上を近くに置いてある「ふきん(ダスター)」で拭くように心がけています。「立つ鳥、跡を濁さず」。子どもたちにも日々の行動をとおして、自分だけよければいいのではなく、次の人、他の人のことにも配慮することができるように育ってほしいのです。 |
【著者プロフィール】
東京都小学校、広島大学附属三原小学校等を経て現職。小・中学校の先生がたと社会科、総合的な学習の時間、生活科の授業づくりにともに取り組んでいる。