小学校生活
Q4.アサガオを育てる理由がわかりません。
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Answer
アサガオでなくてもいいのです!
6月に入り,自分の育てているアサガオが大きくなり,毎日の水やりをがんばっている頃でしょうか。
そもそも,なぜアサガオを育てるのでしょう。学習指導要領では,「低学年の児童でも栽培が容易なもの,植物の成長の様子や特徴が捉えやすいもの,確かな実りを実感でき満足感や成就感を得られるもの」と記載されており,地域や子どもの実態を考慮して他の育てやすい植物を選んでもいいのです。では,なぜアサガオを扱う学校が多いのでしょう。
アサガオの教材としての価値
子どもにとって栽培活動は,毎日が発見や感動の連続です。アサガオは,種まき,発芽から葉が増え,開花,結実という植物の成長過程がわかりやすく,植物の特徴を捉えやすいのです。また,アサガオは水の量の調整がうまくできなくても枯れにくく丈夫であり,高い確率で花が咲き種もできます。1年生が植物を親しみと期待の目で見つめ,心を寄せながら世話をするには,アサガオは適した教材なのです。
子どもたちは,アサガオの世話をする楽しさや喜びを味わい,学校に行くのが楽しみになります。この時期の子どもたちは入学後の緊張がほぐれ,アサガオの世話をすることが拠り所になっているのではないでしょうか。