小学校生活
Q5.アサガオ学習のゴールがわかりません。
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Answer
子どもの「大切にしようとする姿」
栽培の学習では,心を寄せながら世話をしていくことで,植物への親しみをもち,大切にしようとすることがねらいです。栽培の過程で直面する出来事には,子どもたちと話し合い,解決策を考えながら育てていくことが大切です。例えば,「台風の日や夏休みはどうしたらいい?」と教師が問いかけることで,子どもたちのアサガオに対する親しみの気持ちが生まれ,責任感が育ちます。そして,種ができ始める頃には,生命の尊さも感じるようになるでしょう。
単元終末に見られる「大切にしようとする姿」とは,アサガオが枯れ始め心配しつつも毎日水をやり続ける姿ではないでしょうか。または,こぼれ種から出た小さな芽を大切に育てている姿ではないでしょうか。このような子どもの思いや願いを大切にしながら,これからアサガオをどうしていくのか考えていってほしいと思います。ずっと育てたい,手紙を書きたい,最後は土に返すなど,さまざまな意見が出てくるでしょう。更に,子どもたちが自分自身の世話の仕方や世話してきた心持ちの変容に気付くことも大切です。そのためには,教師が長期的に見取った子どもの成長や変容を積極的に伝えます。そのことが,意欲と自信をもち,他の植物も育てたいと生活を豊かにすることにつながります。