小学校生活
朝の会や帰りの会の進め方がわかりません。高学年のように日直からの連絡や欠席者の確認ぐらいです。
【答え】
朝の会を,日直を中心とした学級全体のコミュニケーションの場と捉えましょう。
日直から投げかけられたことに,全員で答えていくことを通して,「学級のみんなと一緒に今日の一日をつくっていくのだ」という,一体感を味わうことができるのです。それによって安心して生活できる仲間や学級としての認識が育っていきます。
従来の形を踏襲することなく,朝の会で「どのような心や力を育てたいのか」を考え,会のもち方を工夫しましょう。
【なぜ】
学級は,子どもにとって居心地のよい場所であることが学級づくりの基本です。
朝の会には,二つの目的があります。一つは,今日も楽しく遊び豊かに学ぶ「仲間がいることを確認できる場」であること。もう一つは,一日の見通しをもつとともに,「今日一日を友達とともに自分がつくっていくのだという認識をする場」であることです。
つい,事務連絡のような朝の会になっていませんか。大切なのは,仲間を意識できること,「いい学級だなあ。今日も一日みんなと一緒なら,がんばれそうだ」と朝一番に確認できる場なのです。
一方,帰りの会は,今日一日の自分の生活を,友達との関わりの中から振り返る時間です。自分ががんばったことや友達にしてもらってうれしかったことなど,「よいこと」を中心にして振り返ります。
課題になることは,内容により,学級活動の話し合いや教師の指導により解決していきましょう。個人攻撃や悪口大会にならないよう,「ねらい」を明確にして取り組みましょう。
【方法】
日直「今日は何月,何日,何曜日ですか」
全員「今日は,○月○日○曜日です」
日直「みんな元気ですか」
全員「○○さんがお休みです」
日直を中心に全員参加型で行いましょう。