最近思いがけない問題が生じて,どのように判断してよいのか迷うことが多々あります。どのように向き合えばよいのか悩んでいます。
【答え】
一番大切なことを思い出しましょう。それは子どもの生命の安全を保障することです。そのために判断力を高めましょう。
【なぜ】
保護者からお預かりしている子どもたちの安全を担保し,学力をつける。これが学校としての義務と責任だと考えます。
この暑さの中,行事や水泳指導など,これまで当然のように行ってきた日々の学校生活が,大きく変容しようとしています。
したがって,これまでのマニュアルや経験では対応しきれない時代になってきていることを強く意識して,指導に取り組むことが必須です。これまでの意識を「変えるべきとき」が来ているのです。
これまでのマニュアルや経験に頼り,甘んじるのではなく,どの場面でも子どもの安全が最優先であることを再認識すべきです。学力をつけることも全て子どもの安全を基盤としてのことです。
唖然とする会話を耳にしました。「これくらい大丈夫。頑張らせなければ,何とかなる。」と。自然と共存することを指導しているはずです。にもかかわらず自然の力を無視して「頑張らせる」。頑張る対象が間違っていませんか。時代に即した仕事をしていくために,学び続ける教師でいたいものです。
【方法】
判断力をもつことです。判断力はスピードをもって物事を決めていく積み重ねで,ついていきます。常に素早く物事を決めていくことを意識して生活してみましょう。
決める視点は,「一番大切なことは何か」です。やり直しができることは第一ではありません。例えば社会科見学。他の日に変更できます。給食の手配や交通機関との契約,施設の確保など付随することは多々ありますが,どれもやり直しがききます。どのような環境にいても「一番大切なことは何か」を見極める力をつけましょう。
学校で判断する時に必須なのは子どもの姿です。子どもを見取る力を磨くことです。感性を磨き,体感を高めることで子どもの姿を的確に見取り,直面する事態に対応できる力がついてきます。今の時代に生きる教師として成長しましょう。