小学校生活
☆コラム 人に伝わる文章を書くための工夫について知りたいです。
① 「誰に」「何を」伝えるための文章かを明確にします。
ここを明確にすることで,文章の書きぶりを決めることができます。指導案や職員会議用,保護者向けなどで大きく違いますから。
② 書き手の立ち位置を明確にします。
書いているうちに書き手が不明瞭になり,曖昧な文章になってしまいがちです。
③ 必要な資料を集めます。
数値や表・グラフ.写真なども有効です。文章だけより視覚的に伝わりやすくなります。
④ 資料を整理します。
整理の手順は,何を伝えるためか目的を意識して,資料を精選します。
⑤ 項立をします。
目次のようなものです。この項立が文章全体のわかりやすさ,伝わりやすさにつながります。書こうとする内容を箇条書きにすると項立がしやすくなります。
⑥ わかりやすく伝わりやすい文章になるようできるだけ一文一内容など工夫します。
⑦ 数値化する方が明確になる内容については,表やグラフを活用します。図形や写真も効果的です。
⑧ 「誰のために」「何を伝えたいのか。」相手や目的にそった文章になっているか全体を見直します。
⑨ 同じ内容には同じ言葉を用いるなど,言葉が統一されているかを確認します。
⑩ 読み手になって客観的に読んでみましょう。伝わっていますか?
⑪ 専門的な文言が使われている場合は,解説を付記します。
毎週学年便りを出していた年には,月に1,2回書いていました。子どもたちの日々の様子を伝えることを目ざしながら,実は私たち教師の文章力を高める機会となっていたと感謝しています。書くことを続けていくことが文章力向上につながると考えます。