☆コラム 参考資料 教科等横断的な視点に立った資質・能力の育成に関する資料
*参考として教科等横断的な視点に立った資質・能力の育成に関する資料を記載します。研修会の資料からの抜粋です。従前の横断的指導との違いを理解しましょう。
教科等を超えた学習基盤となる資質・能力
○さまざまな情報を理解して考えを形成し,文章等により表現していくために必要な読解力とは,学習の基盤として時代を超えて常に重要なものであり,これからの時代においてもその重要性が変わることはない。情報化の進展の中でますます高まる読解力の重要性とは裏腹に,子供たちが教科書の文章すら読み解けていないのではないかとも問題提起もあるところであり,すべての学習の基盤となる言語能力の育成を重視することが求められる。
教科等横断的な視点に立った資質・能力の育成
(1)各学校においては,児童(生徒)の発達の段階を考慮しつつ,言語能力,情報処理能力(情報モラルを含む),問題発見・解決能力等の学習の基盤となる資質能力を育成していくことができるよう,各教科等の特質を生かしつつ,教科等横断的な視点から教育課程の編成を図るものとする。
(2)各学校においては,児童(生徒)や学校及び地域の実態や,生徒の発達の段階を考慮しつつ,豊かな人生の実現や次代の社会の形成に向けた現代的な諸課題に対応して求められる資質・能力を,教科等横断的な視点で育成していくことができるよう,各学校の特色を生かした教育課程の編成を図るものとする。(新学習指導要領より)
○教科等横断的な視点とは
教科等横断的な視点において単元を構想するにあたって
1.資質・能力の育成の視点
カリキュラム・マネージメントとして,教育活動全体を通して育成すべき資質・能力の育成
(例)言語能力,情報処理能力,コミュニケーション力等
2.教科内容の横断的視点
各単元の学習指導において,各教科間で同じ学習内容。もしくは,似ている学習内容を関連付けて横断的に指導する視点
(例)理科で電流,技術家庭で電気など
○教科等横断的な視点に立った資質・能力の育成について
・言語能力(読解力や語彙力を含む)...言語活動を通じて育成
・情報活用能力(情報モラルも含む)...言語活動やICTを活用した学習活動等を通じて育成
・問題発見・解決能力...問題解決的な学習を通じて育成
・体験から学び実践する力...体験活動を通じて育成
・多様な他者と協働する力...「対話的な学び」を通じて育成
・学習を見通し振り返る力...見通し振り返る学習を通じて育成