小学校生活
毎時間使う学習用具を入れている道具箱の中の整理整頓は,どのようにしたらよいでしょうか。
【答え】
左に教科書やノート類。右に道具類。
二つに分けて入れましょう。一つは,学習に使う基本的な道具を入れます(表のA)。もう一つは,学習に付随して使う道具を入れます(表のB)。
【なぜ】
分けることで,二つの利点があります。一つは,教科書やノート,筆箱は,Bとは違って,学習する上で不可欠なものであるという意識が育ちます。また,学習用具と遊び道具との違いの意識も育ちます。
もう一つには,見つけやすく取り出しやすくなり,学習準備が子ども自身ですぐ整います。更に,Bの中身の管理にもつながり「あとどれくらい使えるのか」「足りないものは,いつ・どれくらいそろえたらよいのか」を自分で把握する意識も育ちます。
【方法】
机の中に入る大きさで,二つの箱を用意します。蓋付きの箱で,蓋と本体とを使うように
すると便利です。市販品もありますが,家庭で用意できる箱で十分です。紙製の箱でよいでしょう。缶でできた箱は,中身が入ると重くなります。また,落としたときにも大きな音がするなど,子どもには使いづらいものです。
入学前の説明会等で,使い方を含めて準備をお願いしておきましょう。かつて,わが子の入学準備の際,学校から知らされた寸法が誤っていたため,用意した箱が入らず作り直したことがありました。作り手の気持ちを考えて,寸法や形状は正確に知らせることが信頼にもつながります。
表 道具箱の中に入れる学習用具一覧
A教科書ノート筆箱 下敷き |
B折り紙のり色鉛筆 クレヨン |