小学校生活
子どもたちに整理整頓を指導していますが,自分自身が会議の資料などを整理しきれずに仕事が滞り困っています。
【答え】
資料は「終わったら捨てる」が原則です。
【なぜ】・【方法】
資料は,仕事仲間との考え方を共有するものです。そこには計画・運用などの「段取りや工夫」が盛り込まれていますが,仕事が終われば資料そのものは使用済みです。資料の活用は学級や学年としての取り組みについて,今年の工夫や今年の課題を記録しておくだけでよいのです。資料そのものを保管しておく必要はないのです。
学校は毎年同じような行事が繰り返されますが,例えば運動会を例にしましょう。目標など基本は変わらなくても,より良い運動会を目ざして毎年工夫されますが,運動会が終わるとその資料は「済」なのです。
このような目でこれまでの資料を見直してみましょう。「済」の資料がたくさん出てくることでしょう。すぐ処分し,これから必要な資料だけにします。整理は捨てること。余分なものは処分するというより,必要なものだけ持つという考え方にシフトしましょう。
提案者となるときに必要かなと思うかも知れませんが,そのときには,学校として保存してある資料を使えばよいのです。個人として保存しておく資料は少ないのです。私自身,一年間すべてをもち続けていましたが,使うことはまずありませんでした。最近ではあらゆるもので「済」を決めることが快感になってきました。
余談ですが私の経験です。資料など必要ないものが山積みになるのは,自分自身の心身の不調を表していることがあります。気がかりなことがあると,整理などする気持ちの余裕はありません。しかし,身のまわりのもの・ことに「済」を決めるとすっきりして,心が整いました。すると体調もよくなり,ぐんぐんと元気になりました。何かを整えることは,すべてを整えることにつながると実感しています。