毎日時間に追われ,休日もなんとなく過ぎてしまいます。自分の楽しみをもてるような工夫を考えたいです。
【答え】
週末仕事でリズムを作り,休日や次週へのゆとりを生み出します。
【なぜ】
金曜日。子どもたちは,学習用具を持ち返ったり整理したりするなど,一週間のまとめと次の週への準備をして下校します。しかし,教師の仕事には終わりがなく,週末もいつものように遅くまで残っていることがあります。今日の着地点を決めなければ,帰宅はどんどん遅くなります。
このままでは,休日を楽しむことはできません。休日は次週へのエネルギーチャージの時間です。家庭をもっていても一人での生活でも,休日を充実させましょう。一週間は7日。このリズムで仕事も生活も成り立っているはずです。しかし,休日も仕事をしていて,気がついたら一週間が10日になってしまったなどということはありませんか。7日のリズムは一つの周期であり,体や心を使い切り,充電する期間までを含めていると考えます。ですから,休日は重要な時間なのです。
【方法】
休日を取るためには,生活の基盤である「衣食住」を充実させることがカギとなります。普段は時間がなく整えたくてもできないのが現実でしょう。
週末金曜日にちょっと頑張って「衣食住」を整えましょう。なぜなら,金曜日はここまでの動きのリズムがあり,頑張りやすいからです。休日になってしまうと,なんとなく気持ちも体も緩み,仕事効率が落ちます。特に自分の生活となると,優先順位が低くなりがちです。しかし,生きる基盤ですから「衣食住」は本来なら優先順位は第一位です。
週末仕事「衣食住」は,それぞれの必要度に応じて優先順位を決めましょう。例えば「食」。休日をゆったり過ごすには,作り置きのおかずや常備菜があると,食事作りにゆとりができます。多めに作っておけば,次週の食事にも役立ちます。慌ただしい朝もしっかり食べて出かけられます。
「衣食住」が整うと静謐(せいひつ)な空気が流れ,心身ともにすっきりして仕事も好転していきます。