小学校生活
1.さっと「立てる!」さっと「座われる!」のびのび「動ける!」ために
さっと「立てる!」さっと「座われる!」のびのび「動ける!」
活動を具体化,多様化し学習効果と集中力を高めます。
例―1
例えば音楽学習。学習の初めのうちは曲がわからないので,聴いたり拍打ちをしたり,活動は座って行います。手の動きだけで感じ取る活動です。曲がわからないうちは体全体で感じ取るのは難しいため,まずは聴くことから始めます。ですから,座って拍を打つだけにとどめるのです。曲を知るという「ねらいからぶれないため」です。
学習が進み,少しずつ曲に慣れてきたら,今度は体全体で感じ取ることができるよう,拍打ちもリズム打ちも,立って行います。活動が具体化します。そして,さらに音楽に合わせて歩いたり踊ったりできるよう,椅子から離れて活動します。活動はより具体化します(例―2の写真を参考にしてください)。
このように,椅子だけの空間にすると動きがスムーズになります。「立てる,座われる,動ける」これらを「さっと」できることが重要なのです。活動が分断されず集中して活動をつなげることは,学習効果を上げることにもなるからです。