小学校生活
2.さっと「動ける!」ために
さっと「動ける!」
活動を広げ,豊かな学びへとつなげます。
例―2
例―1の形態の展開例です。
椅子を両サイドに移動し,真ん中に広い空間を作ります。
音楽科の取り組みだけでなく,つくったおもちゃの動きを試したり,発表会をしたりなど,さまざまな学習に活用できます。
ここでの重要なポイントは,椅子を置くことです。椅子があることで空間に緊張感が生まれます。子どもは広い空間に出合うと自由にできると感じ,走り回るなど収拾がつかなくなり,学習のねらいから離れてしまうことが多々あります。指導を徹底するときにも友達の話を聴き合うときにも,緊張感が大切なのです。
のびのび活動し,豊かな学びにつながる環境づくりには,ねらいを達成するための抑え処が大切です。