眼龍義治先生の和楽器講座
1.楽器について
2.箏の歴史
3.調弦
4.楽譜
5.演奏の準備
6.基本的な奏法
7.演奏さあ弾いてみよう!
8.箏 エトセトラ
第2回三味線
第3回和太鼓
第4回篠笛
第5回尺八
第6回合奏を楽しもう
第1回 箏 - 親しみやすい楽器 -
調弦
弦名

箏の弦名は低音(体から離れた位置にある弦)から順番に,一,二,三,四,五,六,七,八,九,十,斗(と),為(い),巾(きん)となっています。
最近教育現場では1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13 のように算用数字を用いることも行われています。
ただし,11,12,13は,1,2,3との見間違えを防ぐために,斗,為,巾はそのまま用いる場合が多いようです。
本来は13本の弦に,仁,智,礼,義,信,文,武,斐,蘭,商,斗,為,巾の漢字が当てられていました。
現在の斗,為,巾はそこからきています。



調弦法の例
平調子
民謡調子
長音階
短音階

  ※長音階は1オクターブと6度,半音階は1オクターブしか音域がとれません。したがって,このような調弦を用いて合奏する場合は,パートによって音域をずらし,全体として音域を広げる配慮が必要です。