ごあいさつ
戦後間もなく、まだ焼け野原が残る1948(昭和23)年、子どもたちに「学び」を、という強い思いをもった二人の人物の出会いによって、教育出版の歴史は始まった。 北島織衛(教育出版初代社長)は、当時大日本印刷の専務で、「日本の将来を担う子どもたちを育てる」ために、教科書会社設立の準備を進めていて、核となる人材を探していた。 また、小坂佐久馬(教育出版二代目社長)は、北海道旭川師範学校を卒業、小学校で教鞭をとっていた経験があり、ありのままの「子どもたちの気持ち」を大事にして、ものの見方や考え方を育てることを大切にしていた。 縁あってこの二人が出会い、教育出版の教科書は産声をあげた。 |
私たちの企業理念は、「学びのチカラで 人と社会を 未来へつなぐ」です。
教育出版は、創業以来、教育の「現場とともに」歩みながら、教科書をとおして子どもたちの成長を支援してまいりました。
では、子どもたちにとって、教科書を手にする喜びとはなんでしょうか。
例えば「これはなんだろう?」という好奇心と「もっと知りたい」という探究心が、学ぶ喜びであると私たちは考えます。だからこそ子どもたちが「わかった!」という時の輝くような笑顔を思い描き、教科書をつくり続けてきたのです。
「人生100年時代」といわれる今、「学び」は、すべての人にとって、いっそう大切なことになりました。学ぶことは楽しいものです。人は好奇心や探究心をもって学び続けることで、自らの人生を豊かにできます。
昨今のデジタル技術の進歩は、教育にどのような変化をもたらすのでしょうか。
教育出版は、これからも「学び」の可能性を広げ、新しい技術を積極的に取り入れながら、人と社会に貢献する、そのような会社であり続けます。
教育出版株式会社
代表取締役社長 伊東 千尋